「簡潔でデータのある文書を」「読み手もファクトチェックの意識を」 熊本県立大職員が新聞講座受講

熊本日日新聞 2024年12月13日 18:56
熊日の朝刊から関心のある記事を探す県立大の職員=13日、熊本市東区
熊日の朝刊から関心のある記事を探す県立大の職員=13日、熊本市東区

 熊本県立大の事務職員27人が13日、仕事への新聞活用法を伝える熊日の講座で、メディアリテラシー(情報を読み解く力)の重要性や内容が伝わる文書の組み立て方を学んだ。

 県内企業向けに続けるNIB(ビジネスに新聞を)活動の一環。熊本市東区の県立大で、熊日の読者・新聞学習センターの今村浩専門委員が「SNS(交流サイト)の発達で、ファクトチェックされた情報が重視されるようになった。読み手も情報の根拠を確認する必要がある」と説明した。

新聞記事を参考に簡潔なビジネス文書の書き方を学ぶ県立大の若手職員=13日、熊本市東区
新聞記事を参考に簡潔なビジネス文書の書き方を学ぶ県立大の若手職員=13日、熊本市東区

 今村氏はデータを交えて簡潔にまとめる新聞記事の特徴も説明。ビジネス文書を書く際には「一文で伝える内容は一つに絞る。具体的な数字などを記すと、説得力が増す」と助言した。

 参加者は熊日の記事を基に大学をPRする報告書を作成。国際教育交流センターの職員(42)は「情報が氾濫している。複数のニュースソースから事実を見極めたい」と話した。教務入試課の職員(32)は「形容詞を省いた客観性の高い文書の大切さを学べた」と収穫を口にした。(清田秀孝)

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