TSMC工場方面への菊陽バイパス交差点改良工事が完了　12日朝から供用開始　朝夕の交通渋滞緩和へ期待

熊本日日新聞 2024年12月9日 19:53
国道57号（手前）と町道が改良された交差点。右奥は台湾積体電路製造（TSMC）の工場＝9日、菊陽町
国道57号（手前）と町道が改良された交差点。右奥は台湾積体電路製造（TSMC）の工場＝9日、菊陽町

　国土交通省熊本河川国道事務所と菊陽町は9日、昨年度から進めていた国道57号の菊陽バイパスと町道南方大人足線の交差点改良工事が完了し、12日午前6時から供用を開始すると発表した。町道はセミコンテクノパークや台湾積体電路製造（TSMC）工場方面につながり、朝夕の交通渋滞緩和が期待される。

　阿蘇方面に向かう国道に左折レーン365メートルを新設。町道の右折レーンを1車線から2車線に増やし、144メートル延伸した。総事業費は国道約2億2500万円、町道約2億7千万円。

TSMC工場方面への菊陽バイパス交差点改良工事が完了　12日朝から供用開始　朝夕の交通渋滞緩和へ期待

　交差点は通勤時間帯に国道から町道へ左折する車、退勤時間帯に町道から国道へ右折する車が多く、渋滞が顕著となっている。町の4月の調査によると、朝は国道で約1・6キロ、夕方は町道で約890メートルの渋滞が確認された。国は昨年11月、町は今年1月からそれぞれ工事を進めていた。

　熊本河川国道事務所は「引き続き関係機関と連携し、渋滞や事故軽減への対策を進めたい」。町建設課は「今回の工事完了を皮切りに、渋滞緩和に向けた周辺の道路整備を進めていく」としている。（草野太一）

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