浅田氏が再選 荒尾市長選、無投票は10年ぶり

熊本日日新聞 | 2021年1月18日 09:48

 任期満了に伴う熊本県の荒尾市長選は17日告示され、無所属現職の浅田敏彦氏(60)のほかに立候補の届け出はなく、無投票で再選が決まった。同市長選での無投票は2010年12月以来、10年ぶり。

 当選が決まった浅田氏は、下井手の事務所であいさつ。「無投票という結果に責任の重さを痛感する。市民の幸せのため、全身全霊を尽くしたい」と抱負を述べた。

 浅田氏は、持続可能な行政サービスの提供に向けて「全世代型のデジタル社会の構築」を訴えた。1期目で着手した人工知能(AI)を活用した街づくり「スマートシティ」の推進も強調。市議会の主要会派、市医師会などが支援した。

 市職員だった浅田氏は2017年2月、前職の辞職に伴う出直し市長選を制して初当選した。(樋口琢郎)

浅田 敏彦[あさだ としひこ]60無現(2)
有明広域行政事務組合代表理事(市企業局長)平山、有明高専卒

◇略歴の見方 氏名(敬称略)、年齢、党派・現元新別、丸数字は当選回数、職業・主な肩書、かっこ内は過去の経歴、住所、最終学歴