立民、濱田県議擁立へ 衆院選熊本1区

熊本日日新聞 | 2021年1月6日 09:36

 立憲民主党熊本県連が、次期衆院選熊本1区に県連幹事長の濱田大造県議(50)=熊本市中央区=を擁立する方向で検討していることが5日、関係者への取材で分かった。近く県連の候補者選考委員会を開いて最終調整する。

 関係者によると、立民県連は昨年12月下旬に元熊本市長の幸山政史氏(55)の擁立を断念した後、県議を軸に候補者を検討。衆院熊本1区と選挙区が同じ県議選熊本市1区(同市中央区、東区、北区)選出の濱田氏が最有力になったという。

 濱田氏は、早稲田大卒。商社勤務や旧民主党の衆院議員秘書を経て2007年県議選で初当選した。12年衆院選では熊本2区から出馬し、落選している。県議は通算3期目。

 野党の県組織は、次期衆院選に向けて全4選挙区で候補者をすみ分ける共闘態勢を構築している。ただ、当初は旧国民民主党が担当し、立民が引き継いだ熊本1区のみ候補者が決まっていない。

 次期衆院選の熊本1区には、自民党現職の木原稔氏(51)が立候補の準備を進めている。(高宗亮輔、野方信助)