新聞は深い対話育む 栃木で全国大会開幕

8月2日 09:34

今後の新聞活用やNIEの取り組みについて意見を交わしたパネルディスカッション=1日、宇都宮市

 全国の教育・新聞関係者が集い、教育に新聞を活用する取り組みを考える「第24回NIE全国大会」が1日、宇都宮市の市文化会館で始まった。日本新聞協会主催で2日まで。

 大会スローガンは「深い対話を育むNIE」。熊本県の教職員6人を含む全国の教育・新聞関係者約1100人が参加した。

 「大村はま記念国語教育の会」事務局長で作家の苅谷夏子さんが基調講演。大村さん=故人=は元国語教師で、子ども一人一人の成長を大切にした単元学習を考案した。

 教え子でもあった苅谷さんは、大村さんが早くから新聞を教材として授業に取り入れた実例を紹介。「子どもたちは自分で考え、気づき、表現する力を学んだ。40年以上たった今も、その大切さは変わらない」と述べた。

 小学生や高校生、専門家らを交えたパネルディスカッションもあり、「新学習指導要領で子どもたちに求められる思考力や判断力などを養うのに、新聞は極めて有効」などの意見が出た。

 2日は栃木県内のNIE実践校などによる公開授業や実践発表などがある。(西山美香)