1月13日付

01月13日 09:33

 新型コロナウイルス感染の急拡大で首都圏に緊急事態宣言が再発令され、さらに県内も含めた全国で発令追加が相次ぎそうな事態となり、今年の松過ぎを覆う空気は何とも重苦しい▼中でも重圧のかかる仕事始めを迎えたのが大相撲であろう。十両以上の初日からの休場者は、感染も絡み戦後最多の16人。緊急事態宣言下での場所開催には、批判もあると聞く▼休場力士には白鵬関、鶴竜関の両横綱も含まれている。だから正代関、貴景勝関、朝乃山関の大関陣の重責は、いっそう増す。加えてそれぞれ、かど番、綱とりの場所とあっては、背負う荷物の重さを推し量るだけでため息が漏れる▼案の定、緊張が感じられる硬い取り口で貴景勝関、朝乃山関は初日からつまずいた。一方で正代関の方は、先場所の休場の原因となった足首のけがの心配も感じさせない好スタートだった▼「先場所に比べると緊張していないかな。一番一番取っていけたら、それなりの成績になると思う」とは、初日のインタビューの弁。かど番についても「負け越したら負け越したで、なるようになる」との心境だという。自ら負け越しの話に触れるあたり、ネガティブと称された正代関らしいが、それがかえって気負わぬ姿勢につながっているのだろう▼と、ここまで書いて3日目の対戦を見守ったが、残念な結果となった。でも、落胆を隠さぬご本人の表情を見れば、「また頑張ればよし」と声を掛けたくなる。正代関の自然体は、応援するこちらの肩の力も緩めてくれる。

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