介護従事者も優先接種を 高齢者施設団体が熊本県知事に要望

熊本日日新聞 | 2021年01月15日 09:24

 熊本県内の高齢者施設で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が相次ぎ発生したことを受け、蒲島郁夫知事は14日、県庁で高齢者施設の代表者と意見交換した。施設側は、介護従事者をワクチンの優先接種対象に加えるよう要望した。

 県内では12月以降、熊本市の介護老人保健施設で89人のクラスターが発生したほか、特別養護老人ホームでも甲佐町で37人、山鹿市で41人の感染が確認された(いずれも13日現在)。県は再発防止策として、感染対策の徹底を促すチェックリストを配布。防護服の着脱方法などを示す動画配信のほか、職員がオンラインで相談や研修を受けられる態勢を整えるとしている。

 意見交換会で県療養病床施設連絡協議会の金澤知徳会長は「小規模な施設では外来と病床の区分けが難しく、水際対策に神経を擦り減らしている」と報告。県老人保健施設協会の山田和彦会長は「これ以上施設でのクラスターが続けば、介護崩壊もあり得る」と危機感を示し、ワクチンの優先接種を要望した。

 県老人福祉施設協議会の跡部尚子会長は「特別養護老人ホームは医療体制が薄く、感染者がすぐ入院できない場合に施設内でどこまで対応できるかが不安だ」と訴えた。(深川杏樹)

記事アクセスランキング

  1. ${ranking.title}

※アクセス数(24時間以内)を元に集計

フォローする

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • youtube
  • note