ダム反対派「治水議論、住民参加を」 球磨川流域協議会に要望

熊本日日新聞 | 01月06日 09:39

球磨川流域の治水を巡る議論への住民参加などを求め、意見書を提出する市民団体代表の中島康さん(右)=5日、県庁

 昨年7月の豪雨を受けて国や熊本県、12市町村が設置した球磨川流域治水協議会に対し、ダム反対派の市民団体は5日、流域住民の議論参加や、早期に実現できる治水策の積み上げを求める意見書を同協議会に提出した。

 「清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会」など3団体の代表ら17人が県庁を訪れて出した。

 意見書は「巨額の費用や長い期間が必要な事業ばかり検討してきた(ダム白紙撤回後)12年間の過ちを繰り返してはならない」と指摘。行政関係者だけでの議論は、住民が主役となる流域治水の考えに適さないと訴えた。

 ドイツなどの先行例のように洪水時に運んで組み立てる防水壁を市街地で活用することや、堆積土砂と流された橋の除去、瀬戸石ダム(芦北町、球磨村)の撤去といった早急な対策のほか、河道掘削や堤防かさ上げなど中長期の対策の検討も求めた。

 国や県などによる豪雨の検証は、球磨川流域で50人が犠牲になった原因を究明していないなどとして、被災者と共同で再検証することも提案した。(太路秀紀)

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