
熊本菓房(熊本市東区)の布井吉治社長が14日、熊本市役所を訪れ、新商品「熊本おもてなし銘菓 熊本サブレ」の販売を通じた熊本城の復旧支援を始めることを大西一史市長に報告した。新商品は18日発売。
本年度で70周年を迎えた同社が、熊本城の復旧を願って企画。購入した商品に当たり券が入っていた人には、復興城主になるための市への寄付金1万円を肩代わりする。復旧が完了予定の2037年度まで続け、寄付総額は約1千万円を見込む。「城主になった人に熊本城に来てもらうことで、復旧を手助けできれば」と布井社長。大西市長は「復旧には長い年月がかかるだけに支援はありがたい」と感謝した。
パッケージは浮世絵風で、熊本城の背景に金色をあしらった豪華な絵柄。復旧状況に合わせてパッケージもリニューアルするという。(川野千尋)