菊池市の老人ホーム、虐待で市が再調査 暴言など通報受け

熊本日日新聞 | 12月15日 07:10

 熊本県菊池市西寺の住宅型有料老人ホーム「ケアホームともづな」の入居者が虐待を受けているとの市民からの通報を受け、市が高齢者虐待防止法に基づく調査を始めたことが14日、分かった。施設では昨年も床擦れの放置や身体拘束などの虐待を市が認定し、県と共に行政処分を命じている。

 市高齢支援課などによると、今月までに関係者から暴言などの「虐待があっている」、近隣住民から「大声が漏れ聞こえる」との通報があった。市はこれを受け、高齢者虐待防止法に基づき8日、施設に職員2人を派遣し立ち入り調査を実施した。

 施設は「ともづなリハサービス」(菊池市)が運営し、入居者に訪問介護、看護などを提供している。昨年2月にも市への通報で複数の虐待が発覚。市の調査で、暴言などの威圧的言動をはじめ、骨折で突き出た入居者の脚の骨を爪切りで切断する行為や、深さ5センチの床擦れが放置されたケースも分かった。

 市と県は昨年12月、同サービスが運営する4事業所に対し、介護保険法の人格尊重義務違反などがあったとして、新規利用者受け入れ停止6カ月の行政処分を命じている。

 再び調査が入ったことについて、同サービスの冨来一到社長は熊日の取材に「行政と話をしているのは事実だが、暴言などの虐待はない」と答えた。(植木泰士)

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