阿蘇に新登山道2本開通 中岳と高岳、1キロ規制時も迂回し山頂へ

熊本日日新聞 | 2021年04月28日 19:20

進入防止柵や岩場にロープが整備された「すずめ岩迂回ルート」=阿蘇市(阿蘇くじゅう国立公園管理事務所提供)

 環境省は、阿蘇中岳第1火口の活動が活発化し火口から1キロ圏内の立ち入りが規制された場合でも、中岳や高岳の山頂に登ることができる新たな登山ルートを2本整備した。28日、熊本県阿蘇市の阿蘇山上ビジターセンターで開通式典があった。

 新ルートは、仙酔峡ロープウエー火口東駅跡地付近から中岳山頂に向かう「すずめ岩迂回[うかい]ルート」(同市、約1・2キロ)と、阿蘇山上広場付近と砂千里を結ぶ「皿山迂回ルート」(同市・南阿蘇村、約1・6キロ)。既存のルートのうち、火口1キロ圏内に入る区間を迂回するように設定した。

 地元ボランティア団体らの支援を受け、重機を使わず人力で整備。火口1キロ圏内への進入を防ぐロープ柵や約30基の看板、階段などは木や石など自然素材を使い作った。総事業費は約3600万円。

 式典では、同省九州地方環境事務所の小口陽介次長が「立ち入り規制時でも火口の地形を近くで感じられるようになった」とあいさつ。佐藤義興阿蘇市長と吉良清一南阿蘇村長が「新ルート完成は大きな一歩。観光スポットの整備を進め、さらに魅力を高めたい」と感謝した。(植山茂)

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