介護保険料134円下げ 熊本県内、平均月額6240円

熊本日日新聞 | 2021年03月27日 08:03

 4月に熊本県内全45市町村で改定される65歳以上の介護保険料(基準月額)が26日、県のまとめで分かった。平均月額(加重平均)は6240円で、2018~20年度から134円減。自治体は「熊本地震の影響でサービス利用が増えると見込んでいたが、予想を下回った。余った保険料を積み立てた基金を取り崩し、住民の負担を抑えた」と説明する。

 介護保険料は各市町村が、今後3年間のサービス利用量を見込んで決める。高齢化で保険料は右肩上がりが続いており、県平均が減額となるのは09~11年度の55円減以来。

 21~23年度の保険料は、引き下げが13市町村、据え置きが21市町村。下げ額が最大だったのは南阿蘇村と嘉島町の700円減。「地震後の介護サービス利用が予想を下回った」と南阿蘇村。嘉島町は「地震前の水準に戻った。被災者を受け入れていた介護施設や高齢者住宅から、災害公営住宅などへ移ったのも要因」とみる。

 人吉市も390円減だが、「豪雨災害後に症状が悪化したという声も聞く」と、今後のサービス利用は増えると予想する。

 一方、引き上げは11市町村。上昇額が最も大きかった山鹿市は820円増の6380円で、「介護施設への入所を希望する待機者が多くいる」という。

 県認知症対策・地域ケア推進課は「25年度には団塊の世代が後期高齢者になるのに加えて、新型コロナウイルスで認知機能の低下などの影響もある。今後の保険料は上昇する見込み」としている。(志賀茉里耶)

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