動植物園の役割は 専門家ら将来像へ意見 【熊本地震復興再生会議 第5回シンポジウム】

熊本日日新聞 | 2018年01月15日 00:00

熊本地震復興再生会議シンポジウムで、熊本市動植物園の魅力や将来について語り合う登壇者ら=14日午後、同市東区(谷川剛)

 熊本日日新聞社は14日、熊本地震復興再生会議シンポジウム「熊本市動植物園と熊本地震」を東区健軍の同園動物資料館で開いた。被災状況や園の魅力、今後担うべき役割などについて、園職員や専門家らが意見を交わした。

 復興を市民や有識者と考える同会議の連続シンポジウム第5弾。150人が参加した。

 第1部では園職員4人が登壇、地震発生後の対応を振り返った。猛獣4種5頭の県外避難について岡崎伸一園長は「全国の動物園が素早く協力してくれた。助け合いのありがたさが身に染みた」と報告。獣医師や事務職員も地震におびえる動物の様子や、昨年2月に部分開園へこぎ着けた思いを述べた。

 第2部は動植物園の魅力や将来について4人がパネル討論。大西一史市長は「目の前にある江津湖を生かした園の再編を進めたい」と語り、東海大農学部の伊藤秀一教授(応用動物行動学)が「動物の研究拠点など、レジャー施設にとどまらない役割が求められている」と言及した。

 さくらんぼ保育園の建川美徳園長は「生き物との触れ合いで園児の優しい気持ちが育まれる」と園の役割に触れ、作家の吉本由美さんは「入場門までの道に動物の足跡を描くなど、楽しめる工夫を」と提案していた。(益田大也)

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