阿蘇のカヤ、京都へ出発 グリーンストックが採取、文化財の屋根に利用

熊本日日新聞 | 2021年03月08日 19:40

カヤの束をトラックに積み込む、阿蘇グリーンストックの野焼きボランティアら=阿蘇市

 公益財団法人阿蘇グリーンストック(熊本県阿蘇市)は8日、同市の9牧野で採取したカヤの出荷を始めた。全国の文化財の屋根材などに利用され、今季は5月までに約7千束(1束7~10キロ)の出荷を見込む。

 同市波野の小学校跡地であった出荷作業には、野焼きボランティアら7人が参加。490束をトラックに積み込み、茅葺[かやぶき]屋根工事を手掛ける美山茅葺(京都)に送り出した。

 同法人は、カヤの販路を広げて草原保全につなげようと、昨季から本格的な出荷を始めた。販売事業は、GSコーポレーション(阿蘇市)が担う。

 同社によると、今季は収穫期の1月以降に雨天が多く、カヤの落葉も遅かったため、出荷量は昨季比2割減となりそう。色やつや、しなり具合などの品質は良好という。

 同社の山本保孝統括課長(52)は「阿蘇のカヤに対する関心と期待は高まっている。さらに採取面積を広げたい」と話した。21日には益城町のグランメッセ熊本で、茅葺やカヤ採取についてのフォーラムが開かれる。(植山茂)

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