球磨川治水、人吉市に遊水地案 国が住民に提示

熊本日日新聞 | 2021年03月03日 14:00

 昨年7月の豪雨を受けた熊本県の球磨川流域の治水対策で、国が人吉市中神町の大柿地区にある球磨川沿いの土地に洪水時、一時的に川の水をためる「遊水地」を整備する案を住民に提示したことが2日、分かった。

 国と県は、7月豪雨を受けた球磨川流域の治水策として、川辺川に建設する流水型ダムのほか、県営市房ダムの再開発、河道掘削などを組み合わせた「流域治水」を検討。遊水地整備もメニューの一つだが、人吉市内で具体的な整備候補地区が明らかになるのは初めて。

 約50世帯の大柿地区は、7月豪雨で球磨川の濁流が堤防を数メートル越え、全域がのみ込まれた。国は2月27日の住民説明会で、平常時は農地として活用する「地役権補償方式」と、地盤を掘り下げて貯水容量を確保する「掘り込み方式」の二つの遊水地整備案を提示。「測量調査に入りたい」と住民の理解を求めたという。

 3月2日、県庁であった県の復旧・復興本部会議で、木村敬副知事は「(国が)一生懸命、丁寧に説明したことで、早く対策を進めてほしい、という住民の声も多く出たと聞いている」と述べた。

 国、県、人吉市は大柿地区の対岸の中神地区でも、遊水地に関する住民説明会を4日に開く予定。(潮崎知博、隅川俊彦)

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