コロナワクチン配分、必要量の2割どまり 熊本県内の医療従事者向け

熊本日日新聞 | 2021年02月25日 21:00

新型コロナウイルスワクチンの配分について説明する木村敬副知事=25日、県庁

 熊本県は25日、医療従事者への新型コロナウイルスワクチン接種に関し、対象者約8万5千人のうち、国による第1弾の配分が1万9500回分だったことを明らかにした。ワクチンは1人2回の接種が必要とされ、医療従事者向けだけでも延べ17万回分が必要。県は第2弾以降の見通しについて「分からない」としており、接種完了の見通しは立っていない。

 会見した木村敬副知事は「1回目の接種に必要な量の2割程度にとどまり、期待していたよりだいぶ少なかった」と述べた。

 県内では、ワクチンを保管できる超低温冷凍庫を持つ基本型接種施設(医療機関)27カ所のうち、国主導による医療従事者向け先行接種が4カ所で約2千人を対象に始まっている。

 県は残り23カ所のうち、医療提供体制や地域バランスを踏まえ、20カ所に第1弾のワクチンを割り当てる。連携型接種施設となっている医療機関(約430カ所)の一部でも、基本型施設からワクチンを運んで接種を進める計画。

 県ワクチン対策チームは「熊本市を含む全11保健所の管内で、コロナ感染者の受け入れ病院に優先して配分する」とした上で、今後の見通しについては「必要量は最終的に配分されるが、いつどれぐらいの量かは分からない」と述べている。

 県は4月以降に始める高齢者向けの初回配分量も公表。対象者約54万人に対し、4月中旬までに第1弾として2万1450回分が配分された。県は「限られた数をどのように接種していくか、検討する」としている。(野方信助)

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