熊本応援歌「さるこうよ」 ネスミスら熊本県出身3人が共同制作 25日からネット配信
熊本日日新聞 | 2020年12月03日 10:23


ダンス・ボーカルグループEXILE(エグザイル)のNESMITH(ネスミス)ら、熊本県出身の音楽アーティスト3人が共同制作した熊本の応援歌「さるこうよ」が12月25日からインターネットで配信される。曲に込めた思いをネスミスに聞いた。
「熊本地震やコロナ禍で大変な状況にある人々を元気づけたい」との思いが原点。ネスミスは6月、MCを務めるテレビ熊本の音楽番組「NES-FES.」(ネスフェス、第2・4金曜24時55分)で楽曲制作企画「HIGO-UTA(ひごうた)」を立ち上げた。
「一緒にやらないか」。事務所の後輩Leola(レオラ)と、同番組での共演をきっかけに親しくなった中田裕二のシンガー・ソングライター2人に声を掛けた。「この3人なら熊本色あふれる曲ができると思った」
コロナ禍の7月、制作に着手。自宅などからリモートで話し合いを重ね、9月に3人そろってスタジオ収録に臨んだ。
市電に(どぎゃん) 揺られて(こぎゃん) バスに揺られながら(そぎゃんあぎゃん) 辛島町 桜町 水道町着きました
熊本の方言や3人の思い出の場所などを盛り込んだ歌詞。1970~80年代のシティポップをイメージし、懐かしくも新鮮に聞こえる曲調に仕上がった。「体を揺らしながら共感して聞いてもらえたらうれしい」
熊本地震や7月豪雨の後、被災地の人々の前向きな声を多く耳にしたという。「『さるこうよ』を通して、災害によって奪われた思い出の景色を取り戻そうと頑張る熊本の人々に寄り添いたい」
EXILEは東日本大震災などの被災地支援に力を注いできた。熊本地震でもネスミスらが小中学生を対象にダンス教室を開いたほか、2年前の福岡公演では熊本、岩手の小中高生と共演。「子どもたちを元気づけようと臨んだが、笑顔で迎え入れてもらったことで逆に勇気をもらった」と振り返る。
11月にメンバーのATSUSHI(アツシ)が勇退し、14人になったEXILE。来年は結成20周年を迎える。「現メンバーならではのスタイルを楽しみにしてほしい」とネスミス。「今後も『HIGO-UTA』をはじめ、熊本の人々にエンターテインメントを発信できる場所をつくっていきたい」(上島諒)
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