宇土半島の工芸品一堂に 「和の職人展」、くまもと工芸会館で2日から

熊本日日新聞 | 2020年11月30日 16:30

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「宇土半島和の職人展」のポストカードと、木工家の中島徹さん、美香さん夫妻のコースターなどの作品=宇土市

 熊本県宇土半島で作陶や張り子作り、木工などに取り組む工芸家らの作品が集う「宇土半島和の職人展」が、2日から熊本市南区のくまもと工芸会館で始まる。

 宇土半島は、古くから交通の要衝として栄えたことなどで現在も物づくりが盛ん。そうした地域の工芸品を集めようと、職人展は2000年に開始。今回、12組が参加する。

 宇土市笹原町の木工家、中島徹さん(38)、美香さん(39)夫妻は今回が初参加。ヤマザクラの一枚板を使ったテーブルなど家具を出展する。「職人展に関わるまで、地域に職人が多くいるとは知らなかった。会場で作品を手に取れば、お気に入りのものに出合えるはず」と話す。

 13日まで(7日は休館)で、午前10時~午後5時(最終日は午後4時まで)。入場無料。職人展実行委TEL0964(27)0777。(西國祥太)