熊本県内「レベル3」維持 コロナ感染リスク 「高い水準維持、注視必要」

熊本日日新聞 | 2020年11月26日 09:00

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 熊本県は25日、県内の新型コロナウイルス感染リスクレベル(6段階)について、上から3番目のレベル3(警報)を維持すると発表した。レベル3は4週連続で、県は「感染状況は高い水準を維持しており、注視が必要」とした。

 17~23日の新規感染者は46人(うち感染経路不明18人)で、レベル3の基準「新規30人か経路不明15人以上」を上回った。新規は前週から24人減ったが、経路不明者が占める割合は7・7ポイント増えて39・1%だった。熊本市の17~23日の新規感染者は27人で、北区の焼き鳥店などで会食したクラスター(感染者集団)を含む。

 感染者が確認される地域が増えており、県と熊本市の合同専門家会議座長の原田信志熊本大学長は「感染拡大が懸念される」とのコメントを出した。県健康危機管理課も「歓楽街での夜遅い時間までの飲酒を自粛してほしい」と呼び掛けた。

 熊本市は25日、市医師会に対し、インフルエンザの感染者が少ない状況を考慮し、発熱などの症状がある来院者にコロナの検査を優先するよう求める通知を出した。(高宗亮輔、潮崎知博)

熊本県内の新型コロナウイルス感染状況一覧
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