黄色に染まる境内 イチョウの名所、山鹿市の康平寺
熊本日日新聞 | 2020年11月24日 19:30
熊本県内の紅葉が最終盤を迎え、山鹿市鹿央町の康平寺では、イチョウの黄色い落ち葉が境内や屋根瓦を覆い、日本の原風景のような景色が広がっている。
同寺は1058年創建。県重要文化財の地蔵菩薩[ぼさつ]立像など30体が安置され、地元住民でつくる管理組合(34人)が境内や本堂の清掃を続けている。
紅葉の時季は本堂前にそびえる2本の大イチョウの落ち葉をそのままにしておくのが恒例。組合によると、今年は落葉が例年より1週間ほど早いという。
24日も写真愛好家らが次々と訪れ、御船町の会社員境真太朗さん(31)は「風景に心が癒やされます」と話していた。落ち葉を残しておくのは12月6日まで。同寺TEL0968(36)4030。(高見伸)