「モルック」知ってる? 熊本で初大会、300人競う

熊本日日新聞 | 2020年11月23日 17:30

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全国各地から99チームが出場した第1回モルック九州大会=大津町

 フィンランド発祥のスポーツ「モルック」の第1回九州大会が22日、熊本県の大津町運動公園で開かれ、全国各地から参加した99チームの約300人が競った。

 モルックは、木の棒を投げ、倒したピンの本数やピンに書いてある数字に応じて入る得点で競う。世代を超えて楽しめるスポーツとして、国内でも人気が高まりつつある。今回は県内初の大会で、町が地域おこしにつなげようと誘致した。

 新型コロナウイルス対策で、出場者はマスクを着けて競技。子どもや高齢者など初心者も多く、声を掛け合いながら和気あいあいと楽しんでいた。

 大会前日にルールを覚えたという合志市の会社経営、加茂陵賀さん(34)は友人と2人でチームを組み、総合25位に入った。「素人でも気軽に始められるのが魅力。また大会があれば出てみたい」と笑顔で話した。(丁将広)