くまモン84体ずらり 「くまモンポート八代」31日プレオープン

熊本日日新聞 | 2020年10月30日 19:45

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31日にプレオープンする「くまモンポート八代」。くまモンの像が並ぶ中、船長姿の“本人”も訪れた。後方は旅客ターミナル=30日、八代市(小野宏明)

 八代港(熊本県八代市)のクルーズ船受け入れ拠点「くまモンポート八代」が31日、プレオープンする。新型コロナウイルス感染拡大で4月から延期されていた。当面はクルーズ船の寄港はなく、公園部分のくまモンパーク(約2・9ヘクタール)と駐車場のみの開放。

 くまモンパークの目玉は、大小84体のくまモン像。片足で立つビッグくまモン(高さ6メートル)や、等身大の54体がずらりと並ぶ「合唱隊」など、さまざまな表情が楽しめる。敷地は芝生で覆われ、日本庭園、市内の飲食店が出店するフードコートもある。

 同ポートは、国がクルーズ船専用岸壁、県が大型バス150台分の駐車場、米国のクルーズ船会社ロイヤルカリビアンがくまモンパークと旅客ターミナルを整備。2017年度に着手し、今年3月に完成した。総事業費は計約186億円。

 ロイヤルカリビアン日本法人の最相博子・熊本マネージャーは「日本の魅力を最大限に詰め込んだ、世界に一つだけの港になった。たくさん写真を撮って発信してほしい」と話している。

 パーク利用は土日祝日のみで事前予約制。県は11月23日まで八代市民限定、それ以降は県民に拡大するとしている。事前予約受け付け専用ダイヤルTEL0965(35)2501。(益田大也)