物産フェア、オンラインで 熊本県内の特産品一堂に 11月2日から開催

熊本日日新聞 | 2020年10月30日 12:30

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ビデオ会議システム「Zoom」を使って「くまもと物産フェアオンライン」の動画撮影をする高校生たち=熊本市中央区

 熊本県内の特産品を一堂に集め、益城町のグランメッセ熊本で例年開かれている「くまもと物産フェア」が今年は11月2日からオンラインで開催される。新型コロナウイルスの感染防止のためで、約150事業者が同フェアのホームページ上に展示する。12月25日まで。

 県商工会連合会などでつくる実行委主催で、25回目。ページ内に特産品コーナーや工業製品・民芸品の実演コーナーなどを設けるほか、県内の農業、商業、工業系高校30校の活動を紹介する動画も発信する。

 コロナ禍で高校生の発表の場が減っていることから新たに企画。豚の飼育や花苗の栽培など普段の様子を伝える動画をそれぞれ撮り終えた。今月中旬にビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い撮影を済ませた阿蘇市の阿蘇中央高2年の河田愛里さんは「いつもは会場で販売実習をしているが、こうした形でフェアに参加できてうれしい」と話していた。(東有咲)