熊本西環状道路、1号トンネル貫通祝う 池上-花園IC間

熊本日日新聞 | 2020年10月20日 14:00

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熊本西環状道路1号トンネルの貫通式典で万歳三唱する関係者たち=熊本市西区

 熊本市が整備を進めている熊本西環状道路の池上インターチェンジ(IC)-花園IC間にある1号トンネルが貫通し19日、現地で式典があった。

 市によると、1号トンネルは2018年10月に着工。西区谷尾崎町と島崎7丁目を結ぶ872メートルで、建設費は約30億8600万円。

 式典には市や工事関係者、地域住民ら約100人が出席。大西一史市長が「市街地の渋滞緩和や西部地区の利便性向上など都市交通にとって重要な道路。地元の理解を得て建設を進めたい」とあいさつし、通り初めした。

 熊本西環状道路は、南区砂原町と北区下硯川町を結ぶ約12キロの自動車専用道路で、17年3月に花園IC-下硯川IC(約4キロ)が開通。池上IC-花園IC間の約5キロは、25年度末までの完成を目指している。

 谷尾崎町と池上町の高架橋工事現場近くでは8月末、一部の家屋が傾いたり、宅地の地盤沈下が発生していたことが判明。現在、市が原因を調べている。(山口尚久)