正代関、賜杯に王手 熊本県勢初の偉業へ地元宇土も応援に熱

熊本日日新聞 | 2020年9月26日 21:30

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関脇正代が大関朝乃山を押し倒しで破った瞬間、大喜びする宇土鶴城中の相撲部員や宇土少年相撲クラブの子どもたち=26日午後5時50分ごろ、宇土市民体育館ecowin宇土アリーナ(池田祐介)

 関脇正代(28)=時津風部屋=の出身地・熊本県宇土市の市民体育館ecowin宇土アリーナでは26日、前日に続いてパブリックビューイング(PV)があり、地元後援会や母校宇土鶴城中の相撲部員ら約120人が、連日の大関撃破を喜び、初優勝への期待を膨らませた。

 この日からPV観戦の輪に、正代が所属した宇土少年相撲クラブと同中相撲部員の計12人も参加。午前の練習後に手作りした特製の応援ボードを手に先輩の勇姿を見守った。

 正代が土俵に上がると、会場の興奮は最高潮に。力強い押し相撲で大関朝乃山を土俵の外に押し倒した瞬間、大歓声が沸き起こり、大一番の再生映像が映し出されるたびに拍手で白星をたたえた。

 “砂かぶり”の画面最前列で食い入るように取組を見つめた同中3年で相撲部主将の大手希星[きら]さんは「正代関は直接指導してもらった憧れの大先輩。明日も勝って優勝してほしい」と興奮した様子だった。(西國祥太)

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