「評価楽しみ」 美術公募展「描く力」作品受け付け、27日まで

熊本日日新聞 | 2020年9月26日 20:30

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作品の受け付けが始まった「くまもと『描く力』2020」=熊本市中央区(池田祐介)

 熊本日日新聞社の美術公募展「くまもと『描く力』2020」(特別協力・崇城大)の作品受け付けが26日、熊本市の熊日本社と崇城大芸術学部で始まった。27日午後4時半まで。

 新たな才能の発掘などを目的に毎年開いている。頂点を目指す「グランプリ」、愛好者向け「ふるさと」、高校生対象の「チャレンジ」の3部門。県内在住か居住経験のある人を対象に、未発表の平面作品を募る。

 今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で他の県内公募展が相次ぎ中止となり、グランプリとふるさとの両部門を受け付ける熊日本社では、午前中から例年より早いペースで作品が続々と持ち込まれていた。

 ふるさと部門に一番乗りした甲斐敬彦さん(79)=長洲町=は、万田坑の片隅にある古いモーターを描いた50号油彩を初出品。「県美展に出す予定だった作品だが、友人も出すと聞き挑戦した。どう評価されるか楽しみ」と話していた。(魚住有佳)

 審査員と審査日は次の通り。(敬称略)▽グランプリ・ふるさと両部門(10月3日) 篠雅廣(大阪市立美術館館長)菅章(大分市美術館館長)野地耕一郎(泉屋博古館分館館長)米田耕司(長崎県美術館相談役)▽チャレンジ部門(同4日) 米田耕司、ペドロ山下(グラフィックデザイナー)林田龍太(熊本県立美術館学芸課参事)