コスモス、涼しい風にゆらり 22日、秋分の日

熊本日日新聞 | 2020年9月22日 08:00

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根子岳(左奥)などの阿蘇五岳を背景に、見頃を迎えたヒゴタイ公園のコスモス=21日、産山村(小野宏明)

 昼と夜の長さがほぼ等しくなる二十四節気の一つ「秋分」を前に、21日の熊本県内は移動性高気圧に覆われ、さわやかな秋晴れが広がった。

 産山村にある標高900メートルのヒゴタイ公園には涼しいそよ風が吹き渡り、見頃を迎えた約30万本のコスモスが揺れていた。

 観光客らは、阿蘇五岳を背景に色とりどりの花を撮影。佐賀市から子ども2人と訪れた会社員山口真悟さん(40)は「澄み切った空気と高原を彩るコスモスに感動しました」と話していた。

 熊本地方気象台によると、この日の県内は晴れて地表の熱が奪われる放射冷却現象により、10度前後の最低気温を記録。一方、日中は25度前後まで上昇し、寒暖差の大きい一日となった。(澤本麻里子)