3月22日付

3月22日 09:18

 出勤途中、県議選と熊本市議選のポスター掲示場を目にした。二つの選挙が同時にあるので掲示板も2枚。県議選は20人分、市議選は21人分とともに特大サイズ。告示後は候補者の名前と顔、キャッチフレーズがずらりと並び、見比べるには相当時間がかかりそうだ▼地方の議員選の場合、ポスター掲示場は都道府県や市町村が条例に基づき任意で設置している。同一条件の下で候補者の顔触れを一覧できる、有権者にはありがたいサービスである。掲示場を見ると、いよいよ選挙だという気分が高まる方も多いのでは▼ただ一方で、選挙のたびに板を立てたり外したりするのは、費用もばかにならないのでは、との疑問も湧く。IT化がこれほど進んでいる時代に、ポスターの一括掲示にどれほどの意味があるのかとも感じる。若い世代に投票を呼び掛けるのならば、スマートフォンを活用した仕掛けなども必要ではないか。もうひと工夫あっていい▼統一地方選がきのう、全国11道府県の知事選を皮切りに幕を開けた。熊本では29日に前半戦の県議選と熊本市議選が告示され、後半戦には9市町村長選と18市町村議選(補選含む)が控える▼4年に1度の選挙である。信頼に足る人を選んで地域の未来を託したいものだが、候補者の人柄や公約が分からずそれならいっそのこと「掲示場のポスターを見て投票するか」という方もおられようか▼とはいえ、日々の暮らしと密接に関わる大事な選挙。候補者の訴えにしっかり耳を傾け1票を投じたいものだ。