熊本の高3自殺、最後の1人和解 いじめ中心の女性、命日に手紙も

共同通信 | 2023年3月27日 20:38

 記者会見する、深草知華さんの父智彦さん(右)と母志乃さん=27日午前、熊本市
 記者会見する、深草知華さんの父智彦さん(右)と母志乃さん=27日午前、熊本市

 熊本県立高3年の深草知華さん=当時(17)=が2018年、いじめを受け自殺したとして、両親が同級生4人に計1100万円の損害賠償を求めた熊本地裁(中辻雄一朗裁判長)の訴訟は27日、いじめを認めて両親に謝罪し50万円を支払うなどの内容で最後の1人と和解が成立した。いじめの中心的存在で、昨年6~11月に和解した3人と異なり、命日に手紙を送るとの内容も加えられた。

 手紙は両親に宛て、亡くなってから10年後と15年後の命日に知華さんへの思いをつづる。この日、口頭での謝罪はなかったが「死ねばいい」といった発言に「ふざけて言った言葉だけど、言うべきではなかった」と答えたという。

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