お堂復旧に役立てて 人吉市の愛好会、熊本豪雨の被災地区に義援金

熊本日日新聞 | 2021年02月02日 09:35

義援金を手にする松舟信夫さん(左)と阿吽の会代表の益田啓三さん=人吉市

 熊本県人吉市の歴史や文化の愛好家でつくる阿吽[あうん]の会(益田啓三代表)は、昨年の7月豪雨で被災した小さなお堂や神社の復旧を目的に、管理する地域に義援金の配布を始めた。同市と球磨村、相良村の計11カ所に30万円ずつ配る。

 栃木県宇都宮市の田浦伸夫さんから、「人吉のために役立ててほしい」と託された350万円を活用する。

 田浦さんは、お家騒動により青森県弘前市に流罪になった人吉藩の重臣・相良清兵衛の墓を代々守り続けている。阿吽の会の益田代表(71)が、人吉市にある清兵衛の供養塔を発見したことで交流が始まった。

 1月17日は、益田代表が同市中神町の小柿地区を訪問。町内会長の松舟信夫さん(75)に義援金を渡した。

 地区では、豪雨で流失した観音座像が見つかり、約半年ぶりに戻ったばかり。益田代表は「文化財指定のない小さな観音堂などは行政の支援が届かない。住民も被災しており、支援が必要と感じた」と話した。

 同28日には、人吉市内の釈迦[しゃか]堂と毘沙門堂にも配った。2月末までに他の8カ所にも渡す。(吉田紳一)

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