顧問の叱責で自殺と沖縄県を提訴 県立高運動部主将の遺族

共同通信 | 2023年2月9日 21:14

 沖縄県立コザ高(沖縄市)で2021年1月、運動部主将だった2年男子生徒が顧問教諭の暴言を伴う激しい叱責を受け自殺したのは、高校が対策を講じていなかったためだとして、遺族が9日、県に約1億3900万円の損害賠償を求め那覇地裁に提訴した。

 県教委は同3月、「顧問との関係を中心としたストレスの可能性が高い」とする報告書を公表したが、県は不十分だとして第三者調査委員会を設け調査を続けている。顧問は同7月、懲戒免職となった。

 訴状によると、生徒は21年1月28日、校外の道場に向かおうとした際に叱られ「キモい」「部活辞めろ」などの暴言も受けた。29日に橋桁から飛び降り、翌30日に死亡した。

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