「写真家が見た水俣」106点展示  熊本市の新聞博物館で開幕

熊本日日新聞 | 2022年04月27日 12:41

「9人の写真家が見た水俣」展の開会式であいさつする芥川仁さん(右)ら=27日午前、熊本市中央区の新聞博物館(谷川剛)

 水俣病事件を長年記録してきた写真家の作品展「9人の写真家が見た水俣」が27日、熊本市中央区世安の新聞博物館(熊日本社内)で始まった。開館時間は午前10時~午後5時で、6月10日まで。日曜日と祝日は休館。入場無料。

 作品展は、ネガフィルムやデジタルデータ、取材ノートなどの一括保存・管理を目指す写真家9人が結成した「水俣・写真家の眼プロジェクト」と新聞博物館が開いている。熊日の創立80周年記念事業。

 会場には、20万点超のカットから厳選した106点を展示。モノクロ写真を中心に、患者の暮らしの中に垣間見える被害の深刻さや海との近さ、正当な償いを求めて闘う患者の姿などを伝えている。

 開幕に先立ち、プロジェクト代表の芥川仁さん(74)=宮崎市=は「記録を保存し、活用することは同じ過ちを繰り返さない社会づくりの第一歩。水俣病は今も裁判が続いている。作品展を被害の実態に目を向けるきっかけにしてほしい」と呼びかけた。

 作品展の関連イベントとして、写真家によるトークショーが30日と5月14日の午後2~4時、新聞博物館に隣接する熊日本館2階ホールで開かれる。無料。参加予約と問い合わせは水俣・写真家の眼プロジェクト☎0966(83)7181。(東誉晃)

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