環境重点、首相を担当に マクロン氏、左派票狙う

共同通信 | 2022年4月17日 05:40

 集会で演説するフランスのマクロン大統領=16日、マルセイユ(ロイター=共同)
 集会で演説するフランスのマクロン大統領=16日、マルセイユ(ロイター=共同)

 【パリ共同】24日のフランス大統領選決選投票で再選を目指す中道のマクロン大統領は16日、マルセイユで大型集会を開いた。演説は気候変動対策や環境保護に重点を置き、再選の際に任命する首相は「環境計画」も直接担当すると約束。第1回投票で自身に投票しなかった左派の票取り込みを図る狙いとみられる。

 第1回投票では極左「不屈のフランス」のメランション氏が3位となった。同氏は環境対策が公約の柱の一つで、気候変動に懸念を深める若者らの支持を多く集めたとみられる。

 マクロン氏は、1期目に国内の温室効果ガス排出量の削減ペースが、それ以前の10年に比べ2倍になったと主張した。

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