オムロン5勝目、4位浮上 ハンドボール日本リーグ女子

熊本日日新聞 | 2022年01月15日 19:12

【オムロン-飛騨高山】後半、相手選手と競り合いながらシュートを狙うオムロンの永田=水俣市立総合体育館

 第46回日本ハンドボールリーグ第17週第2日は15日、熊本県の水俣市立総合体育館などで女子2試合を行った。県勢のオムロンは28-25で飛騨高山を下して3連勝を飾った。通算5勝4敗として順位は4位に浮上した。

 オムロンは前半、勝連智恵や尾崎佳奈のサイド陣が得点を重ねる一方、失点もかさんで16-15と競り合った。後半は永田しおりを軸に守りが安定。18-19の9分すぎから李美京(イ・ミギョン)のロングシュートなど6連続得点で突き放した。

 勝連が両チーム最多9得点と活躍し、リーグ通算500得点を達成した。

 オムロンの次戦は22日、山鹿市総合体育館で7位のアランマーレと対戦する。

◆引退発表の永田、攻守に奮闘◆

 苦しいとき、頼りになるのはベテランだ。オムロンは下位チームに苦戦を強いられたが、今季限りでの引退を表明した永田しおりが攻守に奮闘し勝利を引き寄せた。まだまだ元気な34歳は「自分の戦う姿勢を見て若い選手が何か感じてほしい。がんがんやらないと」と叱咤(しった)した。

 前半は得意の守備で存在感を示した。けが人が多く、本来は攻撃型の李美京を守備ラインに組み込む苦しい台所事情だったが、大声で指示を出して統率。相手ポストに圧力をかけてボールを奪い、こぼれ球に頭から飛び込む執念を見せた。

 1点先行で迎えた後半は「流れを変えるため」(水野裕紀監督)に、24歳のグレイ・クレア・フランシスに代わり、攻撃でもフル出場。守備を引きつけて李の得点を引き出し、15分すぎには3連続得点となる20点目をポストプレーで決めて勢いづけた。

 オムロンはこれまで、引退予定選手を事前に公表していなかった。日本代表でも長く活躍した永田が「世話になった人たちに前もって伝えたい」と直談判して実現。発表後、ファンから「絶対に試合を見に行きます」との応援メッセージが多数届いたという。

 リーグは前半戦が終わり、残りは9試合とプレーオフのみ。「注目してもらうとさらに頑張ろうと気合が入る。最後まで全力プレーを貫く。みんなで勝ちたい」。歓喜のゴールを目指し、チームの先頭を走り続ける。(後藤幸樹)

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