全斗煥氏死去

元韓国大統領

共同通信 | 11月23日 16:58

 全斗煥氏(聯合=共同)
 全斗煥氏(聯合=共同)

 全 斗煥氏(チョン・ドゥファン=元韓国大統領)韓国メディアによると、23日午前、ソウル市内の自宅で死去、90歳。多発性骨髄腫などの持病があったという。79年の粛軍クーデターや80年の光州事件を首謀したなどとして無期懲役が確定。在任中はソウル五輪誘致に成功したほか、84年9月に韓国大統領として初めて公式訪日した。

 慶尚南道陜川出身で、陸軍士官学校卒。79年10月の朴正熙大統領暗殺事件後、戒厳司令部合同捜査本部長として粛軍クーデターで軍の実権を掌握、80年5月の光州事件を経て同9月に大統領に就任した。

 88年2月までの任期中は軍事独裁体制を続け、国民の民主化要求を抑え込んだ。また公式訪日した際に取り付けた借款をてこに経済の立て直しを図った。訪日中に昭和天皇とも会見した。

 任期末は民主化運動への対応に苦慮し、87年6月に盧泰愚元大統領に大統領直接選挙に向けた憲法改正などの民主化宣言をさせた。

 退任後に親族らの不正蓄財が表面化。金泳三政権の「歴史の正しい立て直し」政策によって、粛軍クーデターや光州事件などの刑事責任を問われ96年に一審で死刑判決を受けた。その後、無期懲役に減刑され服役、97年12月に特赦で釈放された。(ソウル共同)

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