49年ぶり、熊本空港でみこし巡行 益城町・津森神宮「お法使祭」 恒例の放り投げも

熊本日日新聞 | 2021年10月30日 17:51

「お法使祭」で、勢い良くみこしを放り投げる益城町小谷地区の担ぎ手たち=同町

 みこしを手荒く扱うことで知られる熊本県益城町の津森神宮の「お法使祭[ほしまつり]」が30日、同町の小谷地区から杉堂地区にかけてあった。今年は約半世紀ぶりに熊本空港をみこしが巡行した後、ご神体を載せたみこしが豪快に放り投げられた。

 同神宮の秋季大祭の関連神事。同町と、西原村、菊陽町の計12地区が1年ずつご神体を預かり、次の地区に引き渡す際にみこしを放り投げるのが習わし。600年以上の伝統があり、県重要無形民俗文化財に指定されている。

 小谷地区にある熊本空港では、開港翌年の1972年に空路の発展を願ってみこしが巡行。今年は開港50周年を迎えたことから、建設が進む新ターミナルビル近くを49年ぶりにみこしが巡った。

 内田文重さん(73)は24歳の時に空港でみこしを担いだ。「周りの景色も全然違うし、時の流れを感じた。また多くの人にみこし見てもらえてうれしい」と頬を緩めつつ、若手の指揮を執っていた。

 杉堂地区への引き渡し場所へ向かう神幸行列が始まると、担ぎ手約20人がご神体を載せた300キロのみこしを何度も地面に放り投げたり、転がしたりして見物客を沸かせた。(立石真一)

49年ぶりに熊本空港を巡行するお法使祭のみこし=益城町

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