【立候補者インタビュー/4区】金子恭之氏(60)=自民前「新政権の公約実現に努力」

熊本日日新聞 | 2021年10月24日 10:00

金子恭之氏

 -岸田新政権で初入閣し、総務相に就任しました。

 「政権のど真ん中で、大変な重責を担うことになった。『デジタル田園都市国家構想』など、岸田文雄首相が掲げる公約の実現に努力する。選挙の争点は新型コロナウイルス対策と経済対策で、まずはしっかり勝ち抜く」

 -新政権には「表紙を替えただけ」「派閥政治」といった批判があります。

 「閣僚の布陣を見ると派閥順送りではなく、首相とコミュニケーションができる関係が重視されている。目玉として、能力のある当選3回の若手も随分入っている。非常にバランスが取れている」

 -選挙日程が早まったのは、新政権が「ご祝儀相場」で戦いたかったからでは。

 「コロナ対策や経済対策を速やかに実行していくためだ。解散から公示まで中4日は今の選挙期間になって3回目で、初めてではない。コロナもある程度収まっており、多くの人に投票してもらうことも考えたのだろう」

 -首相が検討を明言した「敵基地攻撃能力」の保有は、出身派閥である岸田派の「軽武装、経済重視」の主張と相反しませんか。

 「相反しない。仮にその能力を認めても、こちらから積極的に攻撃するわけではない。当然、慎重に判断する。日本を取り巻く情勢は非常に厳しい。憲法との関係もあるが、あらゆる対策を事前に検討しておくことが重要だ」

 -昨年7月豪雨からの復旧・復興は道半ばです。

 「国道219号や球磨川で流失した橋などの復旧は国が権限代行でやっており、インフラ復旧は着実に進んでいく。一方、仮設住宅や親戚宅などで暮らす被災者は不自由な生活を続けており、支援策はまだ不十分だ。被災者の立場に立って住まい対策などを推し進めていく」

 -球磨川支流の川辺川で検討中の流水型ダムには反対の声が根強くあります。

 「そこは説明するしかない。ダムの有無によって河川の治水安全度は大きく異なる。実際にこれだけの災害が起きてしまった。被災者が家を再建して、再び被害に遭ったらどうなるか。知事や流域の市町村長が流水型ダムを容認した決断はすごく重い」

 -水俣病問題にはどう取り組みますか。

 「現在も大勢の人が訴訟を起こし、患者らも高齢化している。公害健康被害補償法に基づく患者認定や、水俣病特措法による被害者救済など、解決に向けて一つ一つ努力する。(原因企業チッソの事業会社の)JNCが被害者への責任を果たし、地元経済を支えるために、われわれも支援していく」(内田裕之)

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