【立候補者インタビュー/2区】橋田芳昭氏(66)=共産新「消費税減税へ政権交代を」

熊本日日新聞 | 2021年10月22日 09:30

橋田芳昭氏

 -ほかの2候補との一番の違いは何ですか。

 「消費税を5%に引き下げると主張している点が大きく違う。消費税を取り上げるのは、逆進性で低所得者ほど負担が大きいからだ。強い者を助け、弱い者をくじく弱肉強食を助長する自公政権の交代も明確に訴えている」

 -社会保障費が膨らむ中での消費税減税は、財政再建の視点が欠けていませんか。

 「大企業の法人税を引き上げ、高額所得者への課税を強化すれば、10兆円くらいの財源をつくるのは難しくない。歳出の無駄遣いをもっと無くす努力も必要だ」

 -自公政権の問題点はどんなところにありますか。

 「岸田文雄内閣が掲げる『新しい資本主義』は、安倍・菅内閣が推し進め、貧富の格差を深刻にしたアベノミクスを引き継いだだけだ。日本学術会議の会員任命拒否問題や森友・加計両学園への疑惑など、権力の私物化を止めるには政権交代しかない。安倍政権以降に分断が進んだ社会を、互いが助け合う社会に変えなくてはならない」

 -中国や北朝鮮の脅威とはどう向き合いますか。

 「中国の覇権主義や人権問題は許せない。国際法に基づいて、言うべきことはきっぱりと言う。だからといって、北朝鮮の脅威も含めて対抗手段として軍事的な解決に走るのは短絡的だ。憲法9条の精神で、平和的に対話や交渉を通じて解決することが世界の流れだし、政治の役割だと考えている」

 -共産党が漁業者側と対話を重ねてきた国営諫早湾干拓事業(長崎県)の問題は、解決に向けて何が必要ですか。

 「アサリやタイラギなどの漁獲量が減った有明海の再生には、潮受け堤防排水門の開門調査が必要だという漁業者の声が多い。漁業者と国が争っている訴訟に関し、国はまず和解協議のテーブルにつくことから始めるべきだ」

 -県内の別の選挙区に何度も立候補した経緯があります。今回は2区から出馬するのは一貫性に欠けるのでは。

 「野党の競合を避けるため、選挙区のすみ分けによる候補者の一本化が政党間で合意された。それに基づいた2区への出馬だ。国政選挙なので、個人的な思いではなく政党の判断に従った」

 -選挙で、ほかに訴えたいことはありますか。

 「長崎出身の母親は15歳で原爆に遭った。自分が被爆2世ということもあり、核兵器廃絶の必要性を演説に盛り込みたい。岸田首相は広島県出身ながら、核兵器禁止条約への批准を明確に口にしない。被爆体験の継承は私に課された使命だと思い、選挙戦でも訴える」(樋口琢郎)

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