「相乗りタクシー」実験開始 熊本市健軍地区 スマホで予約、AIが最適配車

熊本日日新聞 | 2021年10月11日 20:00

相乗りタクシーの出発式で、タブレット端末で予約状況を確認するタクルーの乗務員=熊本市

 熊本市東区の健軍地区で11日、人工知能(AI)を活用した「相乗りタクシー」の実証実験が始まった。熊本学園大、熊本大、TaKuRoo(タクルー)、健軍商店街、熊本市など産学官による実行委員会方式。11月22日まで実施し、公共交通機関の乗り換え拠点までの、路線バスを補完する移動手段として新たな可能性を探る。

 相乗りタクシーはスマートフォンのアプリで行き先を入力すると、AIが最適な配車や経路を判断。複数の利用者を一度に運ぶため料金が割安となる。健軍地区は市電の終点がある交通結節点で、商店街や医療機関、行政施設もあることから実験地区に選んだ。

 運行するのは「ピアクレスAIタクシー」で、タクルーの車両2台(3人まで相乗り可)を使用。利用者は専用アプリ「ピアクレスMaaS(マース)」をインストールし、予約画面で乗車・降車地点と希望の乗車時刻、人数を入力して予約する。タクシーの乗務員はタブレット端末で予約を確認する。

 運行エリアは健軍町電停を中心に4~5キロ四方で、エリア内での乗り降りが条件。運行時間は平日の午前8時~午後8時。料金は通常のタクシー料金の半額程度とした。健軍商店街の協力店32店で買い物すれば1回につき2ポイントが与えられ、10ポイントためるとAIタクシーの半額クーポンと交換できる。

 11日は健軍商店街駐車場で出発式があり、実行委会長で熊本学園大の溝上章志教授は「利用者アンケートを実施し、乗り換え拠点までの移動手段の変化や地域経済活性化への影響などを検証したい」と述べた。

 AIタクシーの利用は事前に市交通政策課=TEL096(328)2499=に電話し、IDとパスワードの取得が必要。専用電話=TEL090(3343)0996=での乗車予約もできるが、買い物ポイントは利用できない。(久保田尚之)

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