鎮魂の花火、夜空を彩る 合志市の菊池恵楓園

熊本日日新聞 | 2021年10月02日 12:20

国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園入所者自治会が打ち上げた花火=合志市

 熊本県合志市の国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園で1日夜、亡くなった入所者の鎮魂を祈って花火が打ち上げられ、約500発が夜空を彩った。

 毎年、園で開いていた「納涼盆踊り大会」は、新型コロナウイルス禍のため2年連続で中止に。ただ、入所者が「亡くなった方の供養に」と寄付金を園の入所者自治会に寄せていたため、今年は事前告知を控えて花火のみを実施した。

 花火は午後7時半から約30分間打ち上げ。家のそばで家族や友人と眺めた小学1年の城本湊介君は「今年初めて花火を見た。ハートの花火がきれいだった」と笑顔だった。

 自治会の志村康会長(88)は「先祖の墓に参りたくても参れない人もいる中、友人のためにと寄付金が集まった。来年は盆踊りも開けるよう願っている」と話した。(深川杏樹)

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