菊池市の太陽光施設で土砂崩れ 大雨で市道に流入

熊本日日新聞 | 2021年09月09日 13:54

斜面の一部が崩れ、土砂が市道をふさいだ菊池市の太陽追尾型発電施設=8月15日、同市(住民提供)

 8月の大雨で、熊本県菊池市豊間に民間企業が建設した太陽追尾型発電施設ののり面の一部が崩れ、市道が一時通行できなくなっていたことが8日、市への取材で分かった。施設を巡っては住民が危険性を訴え、撤去を求めている。

 市によると、施設は同市の建設会社「カジワラ」が、縦8メートル、横12メートルの大型の太陽光パネルを、金属製の支柱で地上約5メートルに設置。発電効率を高めるため、パネルが太陽の方角に自動的に傾く構造になっている。国道387号沿いの豊間地区で15基が一部稼働し、約1キロ東の迫間地区では32基が建設中だ。

 市によると、大雨が断続的に降った8月15日、豊間地区の施設東側斜面の一部が崩落し、市道が長さ約8メートル、幅約3メートルにわたって土砂に埋まった。同社がすぐに撤去し、人的被害はなかったという。現地で設置を規制する法律などはなく、市や県の許認可は不要。民有地から市道に土砂などが流入した場合、通常は市が撤去するが、同社と住民が結んだ災害対応協定に基づき、例外的に市が撤去を求めた。

 迫間地区の32基については、住民が強風時などの危険性や景観悪化を訴え、撤去を求めている。市は「今後も適切な施工と、災害時の速やかな対応を求めていく。撤去要望については、住民と同社の話し合いを仲介する」と話している。(植木泰士)

記事アクセスランキング

  1. ${ranking.title}

※アクセス数(24時間以内)を元に集計

フォローする

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • youtube
  • note