まん延防止措置「延長は不可避」 蒲島熊本県知事、対策継続を明言

熊本日日新聞 | 2021年09月08日 18:00

感染者数の推移を使って「まん延防止等重点措置は延長すべき」との認識を示す蒲島郁夫知事=8日、熊本県庁

 熊本県の蒲島郁夫知事は8日の定例記者会見で、県内への適用が12日に期限を迎える新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置について「延長は避けられない」との認識を示した。県内の新規感染者数は減少傾向に入ったが、政府分科会の指標で最も深刻な「ステージ4」(爆発的感染拡大)の水準を脱するには「まだ2週間ほどかかる」と判断した。

 重点措置を延長すべきとの考えは政府にも伝達。継続が決まれば、8月8日から熊本市で続けている酒類提供停止や、県内全域の営業時間短縮など「講じている全ての対策を延長する」と明言した。

 感染者数(公表日ベース)は9月に入って8日連続で前週の同じ曜日を下回っている。蒲島知事は「第5波はピークアウトしたとみられる」と説明した。

 ただ、デルタ株による感染者数の「山」は高いため、県はステージ4(1週間で437人)を下回るのは9月24日ごろと推計。この段階で重点措置解除を視野に入れる方針だ。

 蒲島知事は「推計通りに進めるには、子どもたちの感染を抑え込むことが鍵となる」と指摘。学校や家庭での感染防止策の徹底と、子育て世帯を含む若い世代へのワクチン接種を呼び掛けた。

 県内の30代以下のワクチン接種は全国でも早いペースで進んでいる。9月4日時点の接種率は1回目が37・4%で全国3位(九州1位)。2回目は20・0%で全国6位(九州1位)という。(潮崎知博)

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