脱プラスチック、ストロー生産 東京の「アミカテラ」、益城町の工場で9月中に

熊本日日新聞 | 2021年09月02日 10:30

アミカテラが生分解性素材のストローを生産する益城工場=益城町

 プラスチックの代替品となる生分解性素材を開発・製造するベンチャー、アミカテラ(東京)は今月から、熊本県益城町に整備した新工場でストローの生産を始める。国内飲食業界の脱プラ需要などに対応、県内で素材から製品までの生産体制を整える。

 同社の生分解性素材「モドセル」は、竹や樹皮などの植物繊維が主原料。電子レンジでも使用可能で耐久性があり、土中や海中で自然分解する。

 益城工場は鉄骨一部2階建て、延べ床面積約490平方メートル。これまでの生産拠点は台湾の工場のみで、初の国内工場となる。粒状の生分解性素材からストローを作る生産ラインを三つ導入。生産能力は1日64万8千本。

 県内で調達した原料で生分解性素材を生産する水俣工場(水俣市)も、来年1月に稼働する。これに合わせ益城では、素材の調達を台湾から水俣に変更。ストロー価格を、競合する紙製と同等に下げられるという。

 素材生産では、あさぎり町にも拠点を設ける方針。「モドセル」はプラスチックと同様の設備で加工成型できるため、ストロー以外は自社生産にこだわらず、容器メーカーなどに素材を供給する。

 益城工場では、コーヒーかすを使いコーヒーの香りがするストローも手掛けたい考え。アミカテラは「素材の独自性や製品価格が評価されれば市場は広がる。環境意識の高い導入先とともに、知名度を上げたい」としている。(中原功一朗)

アミカテラが益城工場で生産する生分解性素材のストロー

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