「菊池事件」関心を 再審弁護団、ユーチューブで講座

熊本日日新聞 | 2021年08月22日 10:00

菊池事件について学ぶ連続公開講座で、趣旨を説明する再審弁護団共同代表の徳田靖之弁護士

 ハンセン病患者とされた男性が特別法廷で殺人罪に問われ、無実を訴えながら死刑執行された「菊池事件」を学ぶ講座が20日夜、動画投稿サイト「ユーチューブ」で始まった。無料で見ることができる。

 再審を目指す弁護団が、事件への関心を高め、再審を求める活動の輪を広げようと開講。来年7月まで毎月1回開く。

 初回は弁護団共同代表の徳田靖之弁護士が、男性を裁いた特別法廷は「憲法が保障する公開原則に反していた」と説明。「憲法違反の審理で無辜[むこ]の命が奪われたことを、歴史の闇に葬り去ってはならない。講座では再審への思いを多くの方に共有してほしい」と話した。吉野雄介弁護士が、事件の概要や再審請求に至る経緯を解説した。

 事件を巡っては、元患者が提訴した国賠訴訟で昨年3月、特別法廷での審理を違憲とする熊本地裁判決が確定。弁護団は11月、憲法の請願権を根拠として、1205人を請求人とする再審請求書を地裁に提出した。

 講座の日程や各回の内容は「菊池事件の再審をすすめる会」のホームページで確認できる。(臼杵大介)

ハンセン病

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