総雨量、全地点で500ミリ超 熊本地方気象台、土砂災害への警戒呼び掛け

熊本日日新聞 | 2021年08月18日 21:12

大雨で一部が崩落した大井手の護岸=18日午前11時40分ごろ、熊本市中央区(後藤仁孝)
大雨で一部が崩落した大井手の護岸=18日午前11時55分ごろ、熊本市中央区
崩落した特別養護老人ホームしらぬい荘敷地の斜面。左側にホームの建物がある=18日午前11時30分ごろ、宇城市松橋町竹崎

 熊本県内は18日、停滞する前線の影響で引き続き雨が降り、11日の降り始めからの総雨量は26観測地点の全てで500ミリを超えた。19~22日も雨の見込みで、熊本地方気象台は土砂災害への厳重な警戒を呼び掛けている。

 気象台によると、11日~18日午後6時の総雨量は山鹿市1040・5ミリ、天草市841・0ミリ、南阿蘇村790・0ミリなど。18日は水俣市で1時間に50・5ミリの非常に激しい雨を記録するなどした。

 地滑りが確認された天草市本渡町広瀬の21世帯41人に、市が最も高い警戒レベルとして出した「緊急安全確保」は18日も継続。宇城市の特別養護老人ホーム「しらぬい荘」では東側の斜面が崩れ、入所者が避難した。

 熊本市は17日夜、中央区新屋敷の農業用水路「大井手」の護岸崩落を確認。あさぎり町皆越で17日、町道が崩落し、車が谷に転落したことも分かった。運転していた男性会社員は車を降りていて無事だった。

 県によると、18日に新たに確認された住宅被害はなかった。

 JR九州は、九州新幹線熊本─鹿児島中央間の運転を見合わせ。在来線も運転見合わせや運行本数の削減が相次いだ。肥薩おれんじ鉄道は全区間で終日運休。天草エアラインは計6便を欠航した。(大雨取材班)

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