激しい雨…土砂崩れ相次ぐ 熊本県内、住宅浸水も

熊本日日新聞 | 2021年08月13日 23:30

大雨で斜面が崩れ、土砂が市道をふさいだ現場=13日午前7時25分ごろ、天草市本渡町(平井智子)
大雨で増水した夜狩川。川沿いの道まで水があふれ、民家に迫った=13日午前10時10分ごろ、八代市千丁町(木村彰宏)

 九州北部に停滞した前線の影響で、熊本県内は13日も非常に激しい雨が降った。熊本地方気象台によると、各地で記録的な大雨となり、天草市では午前10時半までの48時間雨量が観測史上最大の520・5ミリに。幹線道は土砂崩れなどで通行止めが相次ぎ、交通機関のダイヤも乱れた。

 気象台によると、11日午前3時の降り始めから13日午後6時までの総雨量は、天草市本渡544・5ミリ、山鹿市535・0ミリ、玉名市444・0ミリなどで、平年の8月1カ月分の2~2・5倍になった。

 県がまとめた11日以降の被害は13日午後1時現在、南関町で1棟が一部損壊したほか、八代市と天草市、和水町などで計10棟が床上・床下浸水。断水は天草市と八代市、氷川町などで計1504戸に上った。人的被害は確認されていない。

 天草市本渡町広瀬の市道では、斜面が幅約15メートル崩落し、民家のカーポートを押し倒して道路をふさいだ。近くに住む女性(65)は「今までにないほど長く雨が降り続き、怖かった」と話した。

 九州自動車道の県内区間は、益城熊本空港インター以北が全面通行止めとなった。土砂崩れの発生や落石の恐れなどで国道や県道は通行止めが続出。肥薩おれんじ鉄道は八代-川内の全線を終日運休した。JR九州は三角線の全線と、鹿児島線や豊肥線の一部区間で運転を見合わせた。天草エアラインは全10便を欠航した。

 気象台は、14日の1時間雨量を県内の多い所で60ミリと予想。14日午後6時までの24時間雨量は300ミリを見込む。16日以降も前線の影響で大雨になる恐れがある。(大雨取材班)

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