開催、中止、延期 成人式の対応分かれる 熊本市は「予定通り」

熊本日日新聞 | 2020年12月22日 11:30

 全国で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、熊本県内の自治体では成人式の開催を巡って対応が割れている。天草市と苓北町が既に中止を決めているが、上天草市と山江村、球磨村も21日、中止や延期を決めた。一方、県内最多の7702人が参加対象の熊本市は、感染防止対策を取って開催する予定だ。

 上天草市は来月3日に開催予定だったが、「新成人や市民の安全」を考えて中止を決定。県のリスクレベルが最上位のレベル5(厳戒警報)で、蒲島郁夫知事が感染拡大地域からの帰省自粛を要請したことを考慮した。天草地域全体が感染防止で足並みをそろえる意図もあるという。対象の新成人299人には、中止の通知文書を21日付で発送したが、成人式の代替策は未定。

 山江村は来月4日予定の式を延期する。村教育委員会によると、本年度の新成人44人中、出席予定は30人で村在住者は1人。11人が関東や関西、そのほかは福岡など九州各県から帰省する予定だったという。

 出席者には式の延期を知らせる文書を既に郵送。村教委は「開催時期は、新成人5人でつくる実行委と相談して決めたい」と話す。

 新成人25人が出席を予定していた球磨村も、来月4日の式の延期を決めた。代替の開催日は未定。

 一方、熊本市の大西一史市長は21日の記者会見で、予定通り来月11日に実施する考えを示した。ただ、感染が急拡大し、「政府が再び緊急事態宣言を発令すれば中止の可能性もある」と述べた。

 成人式の日は、蒲島知事が要請した帰省自粛期間に含まれ、大西市長は県外からの参加を極力控えるよう要望。式の出席者にも、カラオケや夜遅くまでの飲食の自粛を求めた。

 そのほかの自治体は熊日の取材に対し「予定通り」や「後日協議する」と回答。周辺市町村の対応次第で中止を検討するとした自治体も複数あった。(吉田紳一、松冨浩之、潮崎知博)

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