電動カート、草原走る 自然公園財団、阿蘇観光で実証実験

熊本日日新聞 | 2021年07月25日 15:41

草原内の牧道を走る電動カート=阿蘇市

 自然公園財団阿蘇支部(熊本県阿蘇市黒川)は29日まで、電動カートで阿蘇山の麓から山上までの草原を駆け抜けるツアーの実証実験に取り組んでいる。二酸化炭素(CO2)を排出しないカートを使った、環境保全型の観光スタイルの定着を目指す。

 実証実験は環境省の補助金を活用。コースは約30キロで、上りは地元の黒川牧野組合が特別に開放した牧道、下りは県道阿蘇吉田線などを走る。カートは最高時速20キロで4人乗り。同支部に設置した太陽光パネルで発電した電力を使う。

 22日のツアーには観光関係者や大学教員ら6人が参加。草原のど真ん中を駆け上がり、草千里や眼下のカルデラなどの風景を楽しんだ。地域商社「KASSE JAPAN」(熊本市)の有元隆社長は「車高が低くてドアもなく、速度もゆっくり。五感から入る情報量が多く、目いっぱい自然を楽しめる」と喜んでいた。

 同支部の中尾忠規所長は「高齢者や歩くのが苦手な人も草原を駆け抜けられる。ツアーを定着させ、地域活性化につなげたい」と話した。(植山茂)

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