もったいない精神、広がる 食品ロス削減、熊本市で「マルシェ」2周年

熊本日日新聞 | 2021年07月21日 09:45

賞味期限が迫り、割引された商品を品定めする買い物客(右)=熊本市中央区

 食品ロス削減を目指す即売イベント「熊日・ヒノマルECOsマルシェ」が20日、2周年を迎えた。これまで延べ1万人が6万点を購入し、2400万円分の食品の廃棄抑制につながった。同日、熊本市中央区のびぷれす広場で20回目のマルシェが開かれ、割安な野菜などを求める買い物客でにぎわった。

 マルシェは熊本日日新聞社と食品販売会社の熊本ネクストソサエティ(熊本市)が、食品ロス削減推進法成立に合わせ、2019年7月から開催。おおむね毎月1回、賞味期限が迫った加工食品や小売店で売れ残った野菜を販売してきた。

 同日のマルシェには県内外から16社が参加し、みそやドレッシングなどを3~7割引きで販売。ニンジンなどの野菜も半額で並んだ。味付けのりなどを購入したパートの小山香苗さん(65)=西区=は「値段が安くて思わず足を止めました。すぐに食べるから賞味期限が近くても大丈夫」と話した。

 熊本ネクストソサエティの山戸健社長(43)は「マルシェが消費者に浸透し、食品会社も商品を廃棄せずにすむようになった。この好循環を続けていきたい」と意気込む。

 マルシェでは、生活困窮者や子ども食堂に提供するため、家庭で余った食品を募る「フードドライブ」も実施。20年2月以降、計230キロの食品をフードバンク熊本と県ひとり親家庭福祉協議会に寄付した。熊本ネクストソサエティTEL096(327)9283。(河内正一郎)

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