「往来控え、迅速な対応を」 デルタ株、熊本県内も注意 熊本大・松下特任教授

熊本日日新聞 | 2021年07月17日 08:08

松下修三特任教授

 インド由来の変異株のうち最も感染が拡大しているのがデルタ株だ。感染力が強く、従来株の2~5倍、英国で初確認された「アルファ株」の1・5倍と言われている。重症化リスクが高い可能性も指摘されている。

 感染拡大のスピードが速く、東京での新規感染者の急増は決して人ごとではない。県内でも感染者が増え、「第5波」が来ることも考えておいてほしい。

 県内全体で、3割弱までワクチン接種が進んでいる。ワクチンの効果は人によって異なるが、接種が進めば入院が必要なほど重症化する人は減る可能性がある。デルタ株に対するワクチンの有効性にはさまざまなデータがあるが、発症予防や重症化抑制効果は一定程度期待できるのではないか。

 会食時のマスク着用や手指消毒、換気の徹底など、これまでの対策をより強化して、感染する確率を下げるように努力してほしい。夏休みを迎え、人流が増える時期だが、流行地との行き来を控えることも対策として有効だ。

 ウイルスは進化しており、対応も迅速化が求められる。行政には、国による緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の発令・適用を待たず、独自の警戒呼び掛けをお願いしたい。早すぎるくらい早めの対応が必要だ。(談)

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